高橋整骨院日記

2013年11月 4日 月曜日

冬季うつ病

 秋が深まると、何となく物悲しい気分になる人が多い。しかし「無気力感に襲われる」「集中力がうせて仕事や家事ができない」などで日常生活に支障をきたし、「睡眠を十分取っているのに日中も眠い」「炭水化物や甘い物を欲しがり体重が増える」といった症状を伴うと冬季うつ病かもしれない。

 
 
 毎年、秋から冬にかけて前記のような症状が出るが、春になると回復する。それに加えて、過労や近親者の死など強いストレス要因がなく、神経症など他の精神疾患もない場合、冬季うつ病と診断される。

 典型的なうつ病は、不眠や食欲低下を伴うが、冬季うつ病は逆に過眠と過食を伴い、太ることが多い。いわば「食う・寝る・太る」タイプのうつ病で、冬眠に入る前の動物に似ているともいえる。

 ある季節だけ気分が落ち込み、うつ症状が出るものを季節性うつ病といい、夏や梅雨などに発症するものもあるが、やはり晩秋に発症する冬季うつ病が一番多い。

 冬を中心に発症し、特に日が短くなる高緯度地域で発症率が高いことから、日照時間が短くなることが原因と考えられている。そのメカニズムはよく分かっていないが、光の刺激が減ると、神経伝達物質のセロトニンの分泌が減って、脳の活動が低下するためとと考えられている。

 日照時間が短くなることが冬季うつ病の原因なら、この時期は意識して日光を浴びるといい。散歩やハイキングなどがお勧めだ。

 スウェーデンの医師、ノーマン・ローゼンタールは冬季うつ病の原因を補えば改善できると考えた。その治療法が高照度光療法だ。

 国内でも冬季うつ病の治療に取り入れている医療機関がある。照度は2500ルクス以上で有効とされ、実際の治療では5000ルクスで1時間、1万ルクスで30分程度照射するケースが多い。

 ちなみに太陽の直射光は3万~10万ルクスあるが、百貨店売場で500~700ルクス、蛍光灯照明の事務所で400~500ルクス、30W蛍光灯2本を点灯した8畳間で300ルクス程度だから、光療法には通常の10~20倍の明るさが必要だ。

 高照度療法を実施している医療機関はまだ多くないが、照射装置(1万ルクス)も市販さている。中には卓上蛍光灯を代用している人もいる。卓上蛍光灯を枕元に置き、キッチンタイマーを使って午前5時~6時に点灯するようにセットして光を2時間浴びる。その間、1分間に10秒ほど光源を見つめるという。


公益社団法人 埼玉県鍼灸師会発行
「さきたま」より抜粋


投稿者 高橋はりきゅう整骨院

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